Be-a:ベアジャパン、ベア ジャパン

Journal

  • Earth
  • 2020.07.30

生理から始める、「身近なSDGs」って?

生理から始める、「身近なSDGs」って?

生理から始める、「身近なSDGs」って?

ただのトレンドではない、SDGsの盛り上がり

最近耳にすることが多い、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」というワード。「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、いまの地球が抱える問題を解決していくために掲げられた、2030年をゴールとした国際社会共通の目標です。
新聞の社会面やニュースなどで「これからの企業は、SDGsへの取り組みも大きな評価基準になる」「地方創生の原動力はSDGs」といったビジネス側面で語られることが多いのですが、実は環境保全から貧困対策、ジェンダー平等までそのターゲットは幅広いもの。また、国家や企業だけでなく、個人も参加できる大きな枠組みです。
これまでのエコや環境保護活動と特に違うのは、「環境だけでなく、社会の仕組みにも働きかける」という姿勢です。特に私たち女性にとって重要なのは、女性の活躍推進や働き方改革もターゲットとしているところ。日本は、2019年の各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(世界経済フォーラム発表)で153カ国中121位とさらに順位を下げていますから、「すべての女性のエンパワーメントを図る」というSDGsのうねりには大きな期待が寄せられています。

サステナブルな時代だから、生理もエコに

ただ、こういった概念はあまりにも壮大なため、「私には関係ないもの」と思われがちな傾向が。ここで1つ、女性が個人でも始められる「身近なSDGs」をご紹介しましょう。それは「毎月の生理が環境に与える負荷」という問題です。
たとえばここに、平均的な出血量の女性がいるとします。彼女は生涯でどれくらいのナプキンを使うでしょうか?
——正解は、およそ1万2000枚。4畳半の部屋がいっぱいになるくらいのゴミが出るわけです。オーガニックでないナプキンなら埋めてもなかなか分解されないし、燃やせば大気汚染にもつながる。地球上にいる35億の女性たちがそれだけのナプキンを使ったとしたら、その負荷は絶大なものになります。

また、タンポンのケースが海に流れ着けば、そのプラスティックは海洋を汚染することに。その点、繰り返し使える洗える吸収型生理ショーツのようなフェムテックアイテムを利用すれば、環境への負荷がぐんと小さくなります。
もちろん、長きにわたって愛用されてきたナプキンやタンポンの便利さも捨て難いけれど、コスメも食品も環境にやさしいものがいい、水や空気を汚したくない、という人が増えている今、選択肢が多様になるのはニュース。ナプキンひとつをとっても、女性らしさをあえて強調しないシンプルなデザインから、生産者を支えるフェアトレードにこだわったものまで、その人のライフスタイルに合わせて選べるものが続々と登場しています。

自分の心身にとっての心地よさを大切にする。自分も地球も長持ちする選択肢を増やす。そんな時代の到来は女性をますます輝かせ、社会全体をも豊かに住みやすくするはずです。

Tags
  • line